こんにちわ、ひたすです。
パワハラがひどかった国際色豊かな前職を昨年12月末で退職し、地方に居を移して、2021年1月から現職で仕事をして、3ヶ月が経過しました。
ここ最近、グーグルサーチコンソールを見ていると、
「転職 1週目 辞めたい」
「転職して1週間で辞める」
「団体職員 辛い」
という内容で検索されて、来られる方一定数いるようです。
もしそういった方々の参考になればと思い、前職を半年で退職してから、現職で働いてみて3ヶ月間経過した私が、【前職と現職の比較】や【早期離職は現職でどう思われるのか】という点について私の体験談を踏まえて少し述べたいと思います。
1:前職の退職経緯
前職は下記の記事などで詳しく記載しております。
簡単に言えば、
【離職率が高すぎる】
【上司からのパワハラがひどい】
という2点がメインの理由で退職しています。
そのため、前職から現職での転職活動時には面接では「パワハラや離職率の高さを入社後に知り、早期退職を検討している」ということで説明していました。
2:現職への転職について
現職の採用面接は思った以上にスムーズに進み、前職の早期退職理由を説明した際には、
「そういう企業が一定数存在するのは理解しているし、弊社もそういうことがないようにコンプライアンスを徹底するようにしている。また、そういった理由で早期退職をするケースはよく聞く。前職が早期退職だからといって、弊社に入社してもすぐに辞めるというものではないと考えており、むしろそういった経験を踏まえて、弊社の社内環境の良化にも活かしてほしい」
という回答をいただけて、結構びっくりしました。
前々職の団体職員への再復帰面接を受けた際にそこの人事担当者から
「すぐに辞めるなんて根性なしだ!」的な発言とは正反対だったのは印象深いです。
※前々職の団体職員への再復帰面接の記事は下記を参照。
現職で内定をいただけた際には、他にも数社最終面接のコマを持っていたのですが、内定受諾のタイミングと、内定後にざっくばらんな質疑応答の機会を与えてくれたことなどから、現職の内定を受諾しました。
ざっくばらんな質疑応答の機会では、将来的な管理職昇進時の年収体系などもしっかりと教えていただけた点が非常に好感を持ちました。
また、地方勤務となるため、社宅や転居費用なども全て斡旋してくれるなど金銭的な負担がなかったのもありがたかったです。
3:現職の社風や仕事について
地方にある昔からの日本の大手企業ということもあって、Traditionalな企業だと思っています。
【社風や人間関係】
社風としては体育会系で、前職が外国人がかなりの数いて、国際色豊かでフラットな組織構造だったので、少し慣れるまで時間がかかりました。
序列構造がかなり明確に区分けされているため、年上の先輩は下の人は名字呼び捨てで呼ぶことが多いです。
かといって、高圧的で先輩の奴隷かというとそういうものではなく、非常に親身になって相談に乗ってくれて、仕事も教えてくれるため、全く不満はないところ。
また、上司も暴言を吐いたり、責任放棄をするような人が現在の職場ではおらず、職場環境は良好だと思います。
さらにTraditionalな日本企業と言っても、このグローバルな時代においては、英語は必須であり、英語を使う機会も度々あります。
社員は地元の方が多いため、あまり海外志向が強くなく、海外志向があるだけで希望の部署に行ける確率が高い傾向にあるようです。
【仕事について】
多少毛色は違いますが私の専門である財務関係の仕事に少なからず携われています。
前職と違って、引き継ぎなしで振られることもなく、先輩社員と基本的に2人三脚で進めることができ、その点も非常にありがたく感じています。
紙であれ、電子媒体であれ、しっかりと引き継ぎ資料が残っている、過去の議事録が残っているという点はこの上なく、最良の業務をする上でのテキストですね。。
上司も私の意見を聞いてくれる機会も多く、私の仕事をしっかり管理しているため、非常にそこはマネジメント力の高さを感じています。
【勤怠や通勤について】
面接時に「コンプライアンスを徹底するようにしている」という発言もありましたが、現上司は本当に徹底しています。
まず、度々言われるのが、
「残業をしなければ終わらない仕事があるのは俺(上司)の責任なのだから、もし業務が多すぎるのであれば、人員補充を要請するから気軽に相談してほしい」
「残業は月10時間前後、可能であれば0時間に抑えてほしい。常に仕事と時間の効率化を意識するように」
「ダラダラ残業してお金を稼ぐぐらいなら、定時で退社して、自分の趣味や自己研鑽、家族との交流に時間を使ってほしい。仕事を効率化して、残業減らせば、俺は評価する」
ということ。
こういった上司は初めてで、新鮮でした。
前々職の団体職員の際は中央省庁の人が出向で何人も来ていたため、中央省庁のマインドが根付いているようで、
「若手は残業してなんぼ。残業するからこそ成長する。どんな雑務もこなせ」
と言われてました。
1年目には某省庁から出向してきた部長級の方に、
「ひたすくんは自分の上司より早く帰るなんてありえない。自分の仕事が終わっても、上司の仕事が終わるまでは帰るなんて言語道断」
と叱責されたことも笑
前職の国際色豊かな企業にいた際は、
「仕事とはプライベートでもある。土日も仕事してこそ、利益の最大化が見えてくる」
みたいなことをよく社長がいっていました。。
なので、非常にTraditionalな日本企業である現職が、一番コンプライアンスを気にして多様な働き方が生まれている気がしました。
ただ、今の上司が海外経験豊富な方なので、ひとえにそういった柔軟な思考をしていることも理由の一つだとは思います。
また、通勤時間も会社まで片道徒歩10分、往復20分という凄まじい環境にいます。
そのため、東京にいた頃と大きく違う点は、睡眠時間が大幅に増大したことです。
東京にいた際は、平均5~6時間でしたが、今は安定して7時間はぐっすり寝ても、勉強やジムに行く時間を確保できています。
総括すると、
十分に満足している
ということです。
確かにお給料は少し下がりましたが、可処分所得の点で考えると、社宅に入居できたりしているので、大きな変動はないです。
何より、お給料が少し下がった以上に、
・自分の時間を大きく確保できたこと
・大勢の人間がいる中でストレスを日々感じる東京と比較して、ストレスフリーな生活
というメリットが大きすぎます。。
4:早期離職はどう思われるのか
同僚は私の早期退職を気にしている人は皆無です。
むしろ、中途採用で入った人は色々と理由があるのだろうけど、今は同僚だからな!という感じです。
過去のことなどさっぱり気にしていないご様子。
はっきりいって、過去5年で5社とか6社とか転職繰り返しているとかではない限りは、色眼鏡で見られることもなく、全く問題ないと思います。
私の場合は、新卒で入った団体職員は5年程度努めてましたし、最低3年程度は働けるという証明はできていたのだと思います。
また、同僚とかと話していると、やはりパワハラとかで退職する話は世間一般では日常茶飯事なので、そういった明確な理由があり、かつ転職を繰り返していない限りは、そこまで大きな問題にはならないと思います。
ぶっちゃけ、
メンタル病む前にほんと決断したほうがよいと私は考えております。
前職では、上司から常にパワハラをされ続け、キレることも何度かありましたが、現職ではそういったことは全く無いですね。。
また、やばい会社というのは1ヶ月働けばある程度状況が掴めてくると思います。
同僚とかと過去の事例などを聞くことが聞ければ、真実も知ることができるかと思います。
はっきりいって、離職率が高い会社は離職率が高い理由が必ずあるということは肝に銘じておいたほうがいいです。
仕事や居住地域、お金もありますが、何より、人間関係が一番大事というのは本当に常々感じています。
もし私が前々職に戻るという世界線があったのだとしたら、それも気になるところではありますが、あまり良い方向にはなっていないような気もします。
5:結論
前職では完全テレワークで出社することがほぼなかったので、「やばい前兆」をしっかりと感じ取るには1ヶ月かかってしまいました。
ただ、ちゃんと出社することができれば、もしやばい会社であれば1~2週間でその前兆を把握することは可能だと思います。
個人的には、もしパワハラがひどかったり、あまりにも採用時の条件と違っていて交渉しても埒が明かないのであれば、すぐに働きながら転職活動をすればいいと思います。
私自身は前職でストレスがやばくなってましたが、転職活動を始めて、1次面接が少しずつ通過するようになると、非常に精神衛生的に落ち着いてきました。
まぁ、書類が通らないとかなり辛かったのですが笑
結局、早期退職とかは1社程度であれば、そんな問題ではないと思うのが私の個人的な経験です。
何より心の安定が一番大切ですからね。。
現職は3ヶ月働いても、やばいと思う前兆は感じられず、多分当面働くことになると思います。
適度な刺激もあり、自己研鑽する時間も十分に確保できているので。
今後どうなるかはまだわかりませんが、今までの経験を踏まえて、いつでも行動できるような準備だけはしっかり整えていくことが大事だと考えています。