ひたすのなかの島々

30代の独身男性が投資信託積立と貯金箱とαを綴る。最近は英語勉強記録になりつつあります。

転職エージェントは使うべきか否か がメインのお話

こんにちわ、ひたすです。

ひたすさん転職編4回シリーズの3回目になります。真面目なお話は今回までです。

 

 

 

ひたすさん転職編1回目

hitasu.hatenablog.com

 

ひたすさん転職編2回目

hitasu.hatenablog.com

 

 

今回は エージェントは使うべきか否か という点をメインでお話し、その後、「団体職員の復帰面接のお話」と「第一次/第二次転職戦線の総括」について書き記して、今回の出来事に関する真面目な筆を一旦終えたいと思います。

 

 

転職エージェントは使うべきか否か がメインのお話

 

1:エージェントは使うべきか否か

これについては業種や職種によっても大きく異なると思います。

例えば、私の友人で大卒28歳で4社経験しているプログラマーの方は基本的にエージェントを使用しているそうです。

 

私の専門はファイナンス・財務分野がメインでリサーチ系が少々というキャリアになりますが、こういったもの、特に経理・財務分野を対象とするエージェントは数多くあります。

ただ、本質的に「行きたい業界」「やりたいこと」が定まっていれば、エージェントを使用する必要はほぼほぼないと感じました。

 

ここでは「ネットや転職紹介サイトが語るエージェントのメリット」と「私が感じたエージェントのメリット・デメリット」を記した上で、最終的に独自応募のほうが良いと感じた理由を説明します。

 

【ネットや転職紹介サイトが語るエージェントのメリット】

・ESの添削や面接の対策をばっちりしてくれる。

⇒誤字脱字の訂正はありましたが、内容について触れられた経験は一切ありませんでした。大手4社程度を登録しましたが、その全てがそうでした。

・面接後のフィードバックをしてくれる。

⇒普通に独自応募でも答えてくれる企業は多いです。そもそも、エージェント経由で不採用理由を聞いたとしても、「他候補者との比較の結果、見合わせることになった」とかいう当たり障りのないフィードバックなんて意味無し。こんなもの次の他社面接に活かせるはずもない。

・エージェントが企業の内情に精通しており、ミスマッチが防げる。

失敗しましたけど如何に?企業の内情なんて入ってみないとわかりません。一番有効な手段は同業他社にいるor内定先の企業で働いている友人に聞くのがベストです。

・面接のスケジュールなどを柔軟に対応してくれる。

⇒エージェントは中継ぎでしかなく、独自応募してる際に先方人事と直接やり取りするほうが時間にはるかに効率的でした。

・給与交渉ができる。

⇒独自応募でも普通にできますが、大手企業や公務員は給与規定に基づいて定めることが多いので交渉する余地はほぼないです。

・非公開求人がある。

⇒これは一部では見かけました。特に規模の小さい企業や外資など。ただ、こういった企業もエージェントフィーの問題があるので、自社サイトのオープンポジション枠であったり、ダイレクトで求人について問い合わせをするとその求人を紹介してくれるので、価値は薄いです。

・エージェント経由だと通過率が高い。

これははっきりいって、ないと思います。なんせエージェントフィーの問題があるのだから、採用にお金がかからない独自応募者のほうが門戸が広いに決まってます。

 

こうやって書くとですね、何名かがこういうんです。

「えぇ、だって転職ブログとかでもエージェントとかめっちゃおすすめしてますよ!」と。

よく見てほしい!!!たいていスクロールして下の方に行くと、転職エージェントの広告貼ってあるから!!!!そういうことだよ!!!

 

 

それでは私が感じた転職エージェントのメリット・デメリットについて記したいと思います。

 

【私が感じたエージェントのメリット・デメリット】

・履歴書や職務経歴書が1様式あれば間に合うことが多いので、独自応募と比べて時間的効率化につながる。

1様式で間に合う点は時間の効率化につながる点は事実です。ただその反面、諸刃の剣です。何故ならエージェントを使用した場合、志望動機書などを書くことがほぼないため、履歴書と職務経歴書でしか判断されず、「その企業への愛」とか「熱心さ」「真剣さ」みたいな定性的な視点での評価が皆無になります。そのため、画一的にふるいにかけられます。私のような短期離職の場合はもろにその影響を受けるため、「フィーの問題」と定性的な判断を応募企業に求める独自応募のほうが通過リスクは格段に上がると思います。私の書類通過率は、エージェント経由通過率10%(10社出して1社通過)、独自応募通過率50%(20社だして10社通過)でした。

 

・転職のいろはや流れがわかる。

⇒これはそうですが、転職本や転職した友人に聞いてもOKだと思うので、大きなメリットとは言い難いです。履歴書/職務経歴書(日本語版・英語版含めて)のフォーマットや書き方マニュアルなども教えてくれますが、これはエージェントに登録するくらいなら、そういった添削を商売でやっている方に見てもらったほうがハイサービスを受けれること確実です。

・求人の検索がしやすい。

⇒検索UIが良いエージェントサイトはいくつかあります。エージェントサイトの登録だけして、求人を探し、良い求人を見つけたら、企業サイトから独自に応募するというは有効的な利用法だと思います。

 

 

【結論】

業界によってはエージェント利用が当たり前の場合はありますが、基本的には、

独自応募(8割):エージェント(2割)

程度の力の入れようで十分だと思います。

最初に転職エージェントの門を叩く前に、転職本や転職した友人に色々と情報収集して、その上で門を叩きましょう。

まず最初に情報を集めて、戦略を建てることが大事です。

 

 

新卒就活時にしっかりと就職活動していた方であれば、履歴書・職務経歴書の書き方も何回か数こなせば慣れてくるので、出して落ちるたびに試行錯誤していけば精度は上がっていきます。

時間はかかりますが、その分選考の通過率は高まると思いますし、ES/面接対策で企業について詳しく調べるようになるので、面接もわりとスムーズでした。

また、新卒のときと違って、中途採用の場合だと、給与やポジションなどの条件交渉はして当たり前という感覚で先方人事も考えているので、エージェントを使用せず、バシバシ聞いていけば良いと思います。

 

では、独自応募をする際にはどこからやればいいの?マイナビリクナビみたいなのはないよね?って話です。

大手企業は自社で中途採用募集を定期的に掲示していますが、私は主に下記のサイトを利用していました。

 

最有力

マイナビ転職:一番良かったです。求人検索もシンプルで使いやすかったです。問題点といえば、企業とのやり取りをするフォームが非常に使いづらい。大学職員や団体職員系やインフラ系の求人掲載が多い印象。転職フェアなどに行くと金券がもらえました。

 

参考

en転職:たまーにちょくちょく変わった、面白そうな求人が掲載されていました。

 

使わなかった

リ○ナビ○クスト:自分のキャリアに合った求人がほぼなく、全く情報ソースとして利用していませんでした。

○ローワーク:失業保険の給付の際に行きました。就職相談にも行きましたが、ハロワの方から「大卒で職歴しっかりあるなら、ハロワでは希望する職種はほぼ見つからないよ」と開口一番に言われました。

ビ○リー○:私の場合はエージェントからの「エージェント使いませんか?」ってメールが来るだけだったので、これであればエージェントと使うのと同義。

 

 

こんな感じで第二次転職戦線を終えました。もちろん、第二次転職戦線は独自応募ですので、現職もそうです。

転職を考えている方の職種やキャリアで色々と異なるとは思いますが、一つ言えることは「独自応募でも何ら問題ない」ということです。

 

ただ、私の場合は事務系職種でしたが、理系の化学系とか理工系だとまた話は違ってくるのだと思います。

そのため、その業界慣習にあった転職手法で最善をつくすことがベストです。

 

 

2:元上司から紹介された団体職員への復帰面接!?「半年で戻るとか根性なしにも程がある!」

 

これは第二次転職戦線の時の話です。

ちょうど前職のパワハラとかに悩み、第二次転職戦線の真っ最中だった際に、偶然、団体職員時代にお世話になった上司さんと連絡を取る機会がありました。

 

上司さん「ひたすくんが辞めたあとも若手退職者が続出で、もしよければ戻ってこないか?僕に人事権はないけど、可能性はあると思うよ」

 

とのお話をいただきました。

この上司さんにはかなりお世話になった方であり、信頼もしていた。

あとで聞いた話によると、ちょうど同時期に半年程度で出戻った方がいたので、私もありうるのでは?と思ったと推察されます。

選考は特例ケースなどではなく、至って普通に面接でした。

 

 

しかし、、しかしである。一次面接があまりに驚愕の結果に。

 

団体職員として働いていた際にほぼほぼ面識がなかった方が面接官でしたが、

 

面接官

「たかだか半年で戻ってくるとか逃げだよね?そんなんで、うちの組織に貢献できるとか何言ってるの?逃げてるだけの根性なし!」

「今の職場(パワハラ職場)が嫌だからって戻りたいとか甘えんなよ!」

 

みたいなことをネチネチネチと言われる始末です。

実はこのときにはすでに、現職の最終面接日程が確定しており、他の公的機関の面接なども進んでいました。

元上司が人事権はないと断言していたので、「頭を下げてお願いする」という気はなく「客観的に」面接を見ていました。

 

私の出戻りが良い印象ではなかったのは事実だと思いますが、他の公的機関ではこんなことを言われたことは一切なかったので、正直に言うと、苛立ちよりも、悲しかったです。。

 

そんなこんなで、「ここまで言われたら戻るのもなぁ・・・」と思っていたところ、「一次面接不合格」の通知が来て、少し安心しました。

 

ただ、あそこまで言われて、仮に団体職員として戻っても多分、「周りはそういうふうに見ているんだろうな」という感情が先に立つだけなので、モヤモヤとビクビクを抱えたまま仕事しないといけなかったことを考えると良かったのだろうと思います。

 

しかし、私の前に出戻った人がいる手前、まさにこれらの発言は「ブーメラン」であるよなぁと思ったものです。

 

3:第一次・第二次転職戦線を終えて

2019年末に前々職の団体職員を辞して、2020年は2度の転職活動を経験しました。

色々と学びが多く、それはスキル的な話ではなく、「キャリア」について考える機会、人生譚的なところだと思います。

団体職員時代にとても優秀な30代後半の職員の方が、「若いときは転職したい思いもあったけど、今は新しい職場・環境に行くことに怖さがある」と言っていました。

確かに私も団体職員として35くらいまで働いていればそういった思考に到達したのかもしれません。ただ、変化を求めるのが本質的な部分としてある私にとっては、転職というタイミングは遅かれ早かれどこかでこなすべきタスクだったようにも思います。

 

今回の地方勤務にあたって、前職・前々職の方々にもWeb含めてご挨拶したりしてきました。前職は勤務している間にある程度終えましたが、前々職の方々にはお時間を取っていただき、ご挨拶した方々が多かったです。

前々職の団体職員の方々にお会いしていて、多くの方に言われたのが、「ひたすくんと仕事をしたことがない大多数の方が『ひたすくんは退職にあたって揉めに揉めて、喧嘩別れして辞めたというマイナスイメージ』と思っている」とのことでした。

私は元来、仕事上で喧嘩などをするような仕事の仕方をしていたわけではなかったですし、一緒に仕事をしてきた方・親しくしてきた方はそういったイメージが発生していることに違和感があると話しておりました。

これが事実であれば、上述の面接になった点も納得がいきます。少なからず、私に反感を持っていた方が一定数おられたということだと思います。

 

転職を何度も経験した友人とその件について話した際には、「退職者が悪者にされるケースはよくあるよ。退職者に口なしだから」と言われました。

終わってしまったことですが、こうした反応を大切にし、過去を振り返り、今後転職をする際にもう少しうまいやり方を検討し、その際のケーススタディを行う材料にすることが必要なのかもしれません。

 

 

いずれにせよ、今の時代、転職がごくごく一般的になってきており、自分のキャリアと市場価値を常に見極めながら、仕事と自己研鑽に励む必要が出てきていると感じています。

現職でどういった仕事をするのかはまだ漠然としておりますが、とりあえず、英語を頑張りたいと思います。。

 

次回は小ネタです。

転職活動!それは未知との遭遇!(転職戦線での小ネタ)、乞うご期待