こういうネタ記事を書くときは丁寧な言葉づかいなんてやってられねぇのが私の本性である。
いつもと文体は多少異なるかもしれないがご承知置きいただこう。
①肩こりがひどい。
3月に修士号を取得して、4月から転職活動を続けてきたわけだが、ひたすらエントリーシートを書き、コロナの影響で面接はすべてZoomやらSkypeやらTeamsを使って行う日々。
私が肩こりに一番聞くと信じて疑わない「水泳」という行為はジムそのものが閉鎖されているわけで、どうしようもない。
結局ランニングくらいしか手段がない。
それで、自宅で半身浴したりヨガしたりランニングしながら、その場しのぎをしていたのだが、GW過ぎたあたりから徐々に朝起きると頭痛がしたりとか首の可動域が狭くなっているような感じになりつつあった。
それで最寄りのいつも行っているマッサージに行こうにも5月いっぱいは休店しているところがほとんどである。
で、結局自粛期間が開けた先日、転職活動もうまくいきそうな気配であったので、こう思ったのだ。
この首肩のコリから開放されたい。
あまりの肩こりの酷さのせいなのか、私は過ちを犯してしまった。
いや、これは好奇心のというなの冒険なのかもしれない。
攻殻機動隊SACの名言である、
「情報の並列化の末に個を取り戻す、一つの可能性、そう、好奇心という名の」
’そうだ、メンズエステに行こう’
そう、いわゆる”メンエス”というやつである。
②そうだ、メンズエステに行こう。
最初に言っておかなければならない、私はキャバクラは仕事の付き合い以外で行ったことはないし、そもそも風俗店など言ったことがない。なんというか興味はないことはないが、別に高いお金払ってまでいくつもりはないということで行ったことがなかった。
・・・・おい!そこ、嘘じゃない!!本当だ!!!
とかいいつつも、最低限のそういう知識はネットで見たり、大学で社会風俗の授業を受けていたこともあって、そういう学術本もいくつか読んだ。
そういうわけで、メンズエステなるものは前々から知っていた。
性的なサービスはないけど、普通のマッサージとは違う何か。
そう、今の私にとって性的なサービスなど不要。
だってあれじゃん? 女性用のエステって健康とか美容とかそういうのにアプローチしている系がほとんどじゃないですか?
だから、日々働くサラリーマンたる我々が健康とか美を気にして何が悪いってのだ!そういうやつだ!
つまり
抜くべきはコリ、その一点に限る。
かといって色々と調べていると、「当店は風俗店ではございませんので、セラピストによる性的なサービスは一切ございません」とか書いてるけど、セラピストの写真エッロ!!!!
みたいなHPはよく見る。
こういう書きぶりは実はメンズエステなるものに限らず、女性も来るようなタイ古式マッサージとかのマッサージ屋でも普通に書いていることが多い。
なので、その時の私は、
「お、そうだよな!俺は風俗店に行くつもりないしな!!!でも不安だから、エロを全面に押し出してないとこにするか!!!」
とそういうふうに考えていた、、、
考えていたのだ!!!
別にやましいとこなんてないから!!
値段も普通のマッサージよりかは高いが、オイル系のマッサージは大抵高めなので、あまり気にしなかったというのもある。
で、普通に予約した。なんかコロナの影響でお客さんが減っているからか、料金が安くなっていた。90分で1万円ちょっとくらいだ。
ひたす「あのー予約できます??」
店員「はい、大丈夫ですよ!!!どの娘にされますか!!!??」
ひたす「どの娘!!??? えー、あー、肩こりが酷いので、上手い人お願いします」
店員「はい!少々お待ち下さいね^^ あ~お客さんついてますね!!うちのNo1のゆいなちゃん(仮名)が空いてますよ!!ゆいなちゃんでいいですか??」
ひたす「(うーん、上手ければ誰でもいいけど)はい、ではそれで!!」
※ゆいな(仮名)であるが、そもそも私が受けたセラピストの名前は源氏名だろうが、それを更に私が適当に作った名前である。なので、イメージ上の存在みたいなものなので、検索しても私が受けたセラピストは出てこないことをご理解いただきたい。
みたいな感じである。
③施術の流れ
お店はマンションの一室みたいなとこだった。
俺は入るとまず、部屋に案内され、待つように言われた。
\コンコン!/
ひ「はーい」
セラピストゆいな「こんにちわ、ゆいなっていいます。今日はよろしくおねがいします!お客さん初めてなんですね!」
容姿はまぁ普通。というか元カノのほうが可愛い。
服装はなんかキャミソールみたいなの着ている。
めっちゃ胸はだけてるし。
・・・この感じ、
そこまで巨乳じゃないなと思う。
しかしまぁ、この時点で、
「・・・・・ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!!これ、絶対そういう店や!!!」
とか思い始める。
で、ゆいなさん(仮名)はまず、シャワー室まで案内し、シャワーを浴び、この紙パンツを履くように示唆。
普通の紙パンツではない、前がふんどしで後ろがTバックみたいになってるやつである。。
「あああああああああああああこういう店なのか・・・・・・・・・・・・」
それで、シャワー浴びて部屋に戻るも、特にこの時点でお手々つないだり、抱きついたりとかはなかった。
部屋に戻ったあとは、うつ伏せになって、マッサージである。
オイルでほぐしていく感じであるが、
足裏
↓
ふくらはぎ
↓
太もも
↓
ふとももの上の方
↓
首・肩
うつ伏せから仰向けになって、
胸周り・腕
↓
太ももの上の方
俺は悟った。。そうか、この「太ももの上の方」を徹底的にするのがメンズエステなるものなのか!!!
メンズエステとはこういうことか!!!
でだ、
「このメンズエステすごいよぉぉっぉぉぉぉ!!!!!!!!!さすがは男性向けのマッサージ!!」
ってなるか!!!!!
普通にこっちは肩・首で頭痛いんだから、そっち中心にやってくれっていってるのに、
「太ももの上の方」しかやらない。
セラピスト「お兄さん、なかなか我慢強いですね~~かわいい^^」
・・・・かわいいじゃねぇよ!!!!そら肩凝って頭痛いんだから!!辛いんだよ!!!!肩が!!!!首が!!!!
ひたす「あの、、すみません、、そこはしなくていいので、肩・首中心にやってもらえますか??」
セラピスト「うふふ、そんな照れなくてもいいんですよ??照れ隠ししててかーわーいーいー^^」
・・・・隠してねぇよ!!!!早く首やれよ!!!!うぉおおおい!!!!!!
セラピスト「はい、終わりです^^ どうでした??気持ちよかったですか?? ひたすさん、すっごいいい人でした、触ったりもなかったし、紳士的だなって。特別にいいこと教えてあげますね? 実はこういう頼み方するとスペシャルなの行けるんですよ~!」
ひたす「(お前は何を言ってるんだ!!!!)」
施術時間90分のはずなのに、30分ちょいしか立ってないじゃん!!!
そら、触ったりするかよwwwだってそういうの店じゃないだろ!!!!
しかも、スペシャルってなんだよ!!!!!
東南アジアみたいなにありがちな展開の店じゃねーか!!!!*1
あああああああああああああああああ、二度と行くか!!!!!
④Stiff-neckが治らない。
結局、90分の時間でこんなコースでした。
15分(セラピストとおしゃべり)
15分(シャワータイム)
30分(マッサージ)
10分(セラピストとおしゃべり)
20分(シャワータイムとセラピストとおしゃべり)
もう謎。90分で実際マッサージしてたの30分だぞ。
帰りに、店員が言っていたNo1とはなんのことだかようやく理解した。
某掲示板にだ、
「あの店の一番可愛いのはゆいなちゃん(仮名)「ダントツでゆいなちゃん(仮名)がかわいい」
と書かれている。
え、、、普通に元カノのほうが可愛いかったんだが。。
でそういうのに詳しい友人に事の顛末を話してみた。
「ひたすさん、あまり期待しちゃだめっすよ。。現実はそんなもんっすw」
とのこと。そんなもんなのか。。。
結局、30分のマッサージのために、1万ちょっと払って、しかも肩首のコリは更に強まった気がする。。
正直いって全然うまくなかった。オイル系のマッサージで下手な人にあたったときに起こりがちな「ただ撫でてるだけ」という感じ。いや、それよりも下手だったかもしれない。
この読者の一部の方はこう思う人もいるだろう
「で、Specialサービスあったの?」
結論としては、「なかった」し「ダイレクトアタック」もなかった。もっと言えば、頭痛くてそんなこと一度も頭をよぎらなかった。次回行ってその「頼み方」とやらをすればよいのかもしれない。
なので、私はまだ風俗店には行ったことがないのだということになるだろう。たぶんな!!
結局Stiff-neckは治らなかった、私の好奇心は無駄骨に終わったわけだが、もう二度とメンズエステなるものに行くことはないという教訓を得た。
1万少しであれば普通のマッサージなら90分を2回行ける。。しかも90分はほぼしっかり揉んでくれるのだ。
私は決めた、ATMに行き、お金をおろし、その足で向かうのだ。。Google Mapで評判が高い普通のタイ古式マッサージを受けに。。
人生こんなもんよ。
*1:東南アジアでは普通のマッサージ店でも裏メニュー的な意味で性的なサービスを提供する店があったりします。そういう場合は、メニュー表にSpecialとか書かれてたりします。しかし、めんどくさいのがこのSpecialという表記。性的なサービスをしない健全なマッサージ屋でも、垢すりやちょっと高めのオイルマッサージなどを行うセットメニューをSpecialと表記してることも見かけます。