ひたすのなかの島々

30代の独身男性が投資信託積立と貯金箱とαを綴る。最近は英語勉強記録になりつつあります。

全く泳げないおっさんが泳げるようになるまで~クロール編~

背泳ぎをジムのコーチから教えてもらえるようになって、1ヶ月。
ふと、だいたい1年位で泳げるようになったので、ブログを通して記録してみようと思います。

 


もともと私は全く泳げませんでした。息継ぎさえできず、クロールだってまともに泳げませんでした。

そういう話を友人にすると、大抵こういう反応をします。

友人「小学校、中学校でひたすら泳がされるだろッ! だから25mは行かなくても息継ぎくらいはなんとかやれるだろ」と。


ひたす「道民舐めるな!!!俺の地元なんてプールが使えるのなんて、(当時)6月下旬から8月末までなんだぞ!しかも温水プールでなかったから、大抵の日は気温が低くてプールの授業中止になるんだ!!だから泳げるようになるわけないだろっ!!!」


そんなもんだから、確か小学校の時、プールの授業で25m泳ぎきった水泳スクール通っていた人が2-3人いて神扱いされてたっけ。
そもそも、中学校ではプールの授業なんてなくて、高校でさえありませでしたな。


【水泳を始めた経緯】

・彼女に振られたショックで山に行く回数が増える
・それとともに、ランニングする回数、距離が増え始める
・調子乗りまくってやりすぎて、左膝を痛める
・それで3ヶ月位ランニングを控える代わりに別のスポーツをやろうと思う。
・膝に負担がかからないスポーツといえば、水泳。全く泳げないのでやってみようと一発奮起
・ついでに、泳げるようになって、せっかく1人身だし、海でアヴァンチュールだぜ!ひゃふー!


ってな感じ。海でアヴァンチュールとか思ったけど、それは無理だと途中で知る。理由は後ほど。


それで水着を買ったは良いものの、まずはどうしたらよいかわからない。
それもそのはず、プールに行ったのが小学校5年生の頃が最後で(小学校6年時に大病を患い、文字通り生死の境を彷徨ったため、気づいたら夏が終わってた)、それ以来なので、去年が26歳で、5年生だと11歳?だから、15年前である! もう一度言おう、15年前である!


なので、泳いだこともないし、泳ぎ方もわからない。YouTubeとかで動画を見てもさっぱりわからず、結局、どっかの水泳教室に通うしかないなと判断。


【検討した水泳教室】

①徒歩1分の距離にあるジムのプール。ジムの利用料金だけでプール利用可能で、無料のレッスンも有り。
②民間のプールにある水泳教室(電車で一駅)
③区営のプールにある水泳教室(自転車で15分)


結果

①にしました。結局、一番家から近いし、しかもジムで筋トレやランニングマシンを使えるのも良かったので。


②→家から電車で一駅というのが欠点でしたが、毎週4回の水泳レッスンの授業料が高くて、ジムの月額会費とほぼ同額。しかも超弩級初心者向けのコースが日中しかありませんでした。

③→レッスン代金は毎月4回で3,000円くらいと破格に安かったんですが、練習のコーチがコロコロ変わったり、軽く一度見に行ったらすごい人数だったのと、平日日中しかなかったので論外でした。



さて、ジムに入会し、無料の水泳レッスン「初めての水泳-クロール-」みたいな名前の講座を毎週1回受けることにしました。
一度、下見でプールで泳いでみましたが、

ひたす「よーい、ドン! ぶへぇていぇさだsっだ・・・・」

お、泳げねぇ!!!!!!!!!!
15年経過しても全く泳げるようになってませんでしたてへぺろ



【水泳の授業 初日】
水泳の授業に初参加しました。周りはお爺ちゃんお婆ちゃんばかりで平均年齢が60代後半といった感じで、しかも超内輪で仲良くやっている。

ジジババ「何この若いの?新入りかよ」
ひたす「ひ、ひぇぇぇぇ」

そこにコーチ登場。
イケメンスポーツマンマッチョでした。
そのコーチに「初めて参加すること、全く泳げないこと」の2点を伝えると、コーチ苦笑。
その苦笑の意味はすぐにわかりました。。

コーチが私に「今回は特別に個別指導するけど、このクラスの状況を見て欲しい」とのこと。

ひたす「(つд⊂)ゴシゴシ Σ(゚Д゚) (つд⊂)ゴシゴシ Σ(゚Д゚) なんだよこれ、なんだよこれ!!」


初めての水泳とはまさに嘘八百。そこにはばっりばり泳ぎまくるジジババの人たちが!

コーチが言うところによると、
・この「初めての水泳」のあとに、連続で「水泳サークル 中上級」(有料)の授業がある。自分はそれも教えている。
・「初めての水泳」に参加しているジジババ9割が全員その授業を取っている。
・ジジババたちは本来上級者に位置する人だから、こういうクラスにでてほしくないのだが、無料だからいつも来ているし、断れない。
・しかも、泳げない方がこのクラスにたまに来るけど、泳げるジジババ達が大多数でみんな嫌になって来なくなってしまう。


との話を教えてくれました。
さて、どうしようかと思い、もう率直に「どうしたらいんですか!?コーチ!!コーチィィィィィ!!!」とトップを狙えばリにお聞きしました。

その結果、コーチから以下の提案

・これは個人的な経験だが、個別レッスン30分3,000円があるから、ある程度まではそれを3-4週間に一度受けて、がっつり自主練するのが上達が早いはず。
・ちょっとお金はかかるけど、無料の水泳の授業を受けるより確実に上達は早い。
・個別に教えられるから綺麗な泳ぎ方を教えられる。
・ひたすさんは呼吸からしてダメダメだから独学でやったら、腰悪くしたりするよ。
・目安、週に3-4回は30分でいいから自主練で泳ぎに来ること。

とのこと。

結局、
ひたす「その話!のった!!!」


そして、イケメンスポーツマンマッチョコーチとのマンツーマンレッスンが始まりました。

その時、トップを狙えの「Fly High」 巨人の星の「行け行け飛雄馬」が流れていたのは言うまでもない。

【コーチとのレッスン ① 2015年11月下旬】

最初は呼吸の仕方から始まりました。「口から吸って、鼻から吐く」これが基本で、これを徹底的にやって、意識しなくてもできるようになるまでやれと言われました。
なので、水中ウォーキングしながら、顔を水に沈ませて、「ブクブク~ぱぁー」を自主練でしろと。
これと並行して、ビート板を使って、25mを足をつかずに泳げるようにと言われました。

これをひたすら3週間やり続けました。
その結果、25mはビート板を使って泳げるようになりました。

【コーチとのレッスン ② 2015年12月中旬】

クロールの腕の回し方を教えてもらいました。なお、息継ぎはまだまだ教えられないとのこと。
ビート板を使って、片方の腕をビート板に乗せ、もう片方を回して・・・という動作を繰り返して25m泳げるように練習するように言われました。
それがある程度できるようなったら、それを片手をビート板に乗せた状態でもう片手で泳ぐ練習をするようにと。
上2つの練習を25m✕6本 やるようにと指示。
また、「ブクブク~ぱぁ~」もまだやるように指導。

【コーチとのレッスン ③ 2016年1月上旬】

コーチの予定と私の予定が合わず、だいぶ時間が空いてしまいました。
このころから、だいぶ水にも慣れてきて、水泳で泳いだあと、疲労でどっぷり疲れるということも減ってきました。
やっと、コーチから息継ぎの仕方を教えてもらえました。【コーチとのレッスン ②】でやった練習に顔を上げる練習を入れてやるように指導されました。フォームを自分で確認しながら、25mの半分で足をついて慣れるまではひたすら練習するように言われました。

【コーチとのレッスン ④ 2016年3月上旬】

仕事が忙しくなったこともあり、久々でした。
仕事が忙しく、コーチとのレッスンができなかったですが、練習だけはしっかりとやれてきたので、コーチから今までの大きさより更に半分のサイズのビート板で今までの練習をするように指導。
それと並行して、ビート板なしで4拍子のクロールというやつを教えてもらった。いろいろと調べていたら、グライドストロークとか言うらしい。

【コーチとのレッスン ⑤ 2016年4月下旬】
だいぶ息継ぎができるようになってきて、4拍子のクロールで25mをようやらやっと泳げるようになってきました。コーチからは「まだ身体に力が入っているし、足もバタバタしているから今までの練習で力を抜けるように意識して継続しろ」と言われました。

【コーチとのレッスン ⑥ 2016年5月下旬】

仕事が多忙になってきましたが、水泳には欠かさず行くように努力。
このころから、25mは普通に泳げるようになってきて、泳ぐのが楽しくなってきました。
コーチからは4拍子から2拍子、(ツービートとかいうらしい)に変更するように指導を受けました。
初めてのことなので、だいぶ慣れず、結構疲れたのを覚えています。コーチからは基本の形ができてきているから、今後は60秒以内に25m泳いで残った時間+10秒休んで再スタートという練習を25m✕8本を基本にやるように指導。

【コーチとのレッスン ⑦ 2016年7月下旬】

仕事がさらに多忙になり、コーチに会えず、練習もあまりできず。。
コーチからはかなり上達したと褒められました。そろそろクロールも一度終わりで良いかもという話が!

【コーチとのレッスン ⑧ 2016年9月下旬】
肺炎になってしまったため、1ヶ月程度休んでました。で9月頭より練習開始。
コーチから「クロールは教えることはないから、平泳ぎか背泳ぎを次回からやろう!」と話があり、クロールは合格!とのこと。クロールに関しては普通の水泳サークルや教室でも中級クラスで入っても十分にやれると褒めてもらえました。

【コーチとのレッスン ⑨ 2016年11月上旬】

背泳ぎの練習継続中


以上がカナヅチであったひたすがクロールを泳げるようになったまでの記録です(笑
実際、相当時間かかったし、かなり辛酸をなめました。
20代後半で全く未知のことに挑むことがどれほど辛かったかということもありますし、そもそも文字通り「もがいてもがいてもがいて」の繰り返しでした。


でもある程度泳げるようになってくると、平泳ぎとか背泳ぎとか新しいことに挑戦したくなる意欲も生まれました。
そして何より、小学校から悩まされていた、肩こりからの頭痛がほんとにキレイに消えたのはにはびっくりしました。もう、あんな辛い頭痛に悩まされる心配はないんだ!と思うと、ほんとに水泳の練習しててよかったと思います。。

こうやって、考えると、30分3,000円も悪い投資ではなかったと思います。


ちなみに、
ひたす「コーチ!クロールが泳げるようになったら海でアヴァンチュールできますかね!?」

コーチ「プールのクロールと海でのクロールはかなり違うよ。海行くなら平泳ぎ覚えたほうが良いな!」

とのこと。海でアヴァンチュールするにはまだまだ時間がかかりそう。