ひたすのなかの島々

30代の独身男性が投資信託積立と貯金箱とαを綴る。最近は英語勉強記録になりつつあります。

恒川光太郎著 「スタープレイヤー」 を読んで。

こんにちわ、ひたすです。

久々に小説を読んでみました。

読んだ本は、恒川光太郎さんの「スタープレイヤー」。

恒川光太郎さんの著作は、「夜市」の頃から出るたびに読んでいたが、5年くらい前から就職して忙しくなったこともあり、めっきり久しくなっていました。最後に読んだのは、「金色機械」だったので、wikiで調べてみると、今回読んだ「スタープレイヤー」は金色機械の次に出された作品のようでした。

 

 

 

スタープレイヤー (角川文庫)

スタープレイヤー (角川文庫)

 

 

 

以下ネタバレも多少含むため、気になる方は飛ばしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品を端的にいえば、どこか知らない星に飛ばされて、10回までほぼすべての願いが叶うという能力を得る的なもの。

 

最初読んでいくと、「なんかなろう系っぽいな・・・」と思いましたが、「主人公を襲った強盗を監禁する下り」などは恒川光太郎さんの著作っぽい、なんというか人間の暗い部分を描いていて、面白みがありました。

そんな感じで後半も進んでいくのかと思いきや、後半はほぼ「なろう系やんけ!」って感じでした。別に主人公が超人になったりするわけではないですが。

「どんな願いでも叶う」という点は、「どんなことでも飽きてしまう」ということを小説を読んでいて感じました。

確かに、どんなお金持ちでも一通りのことを経験してしまうと、ドラッグやアルコールに逃げていってしまうというのはよく聞く話ですよね。

 

最終的にはさっぱりとした終わり方になりますし、続編もあるのでそのうち読んで見ようと思います。

 

私は恒川光太郎さんの著作はなんというか、人間の暗い部分の描き出し方、特に善とも悪とも言い難い、混沌とした描写が好きなんですが、本作ではあまりそういう展開にはならなかったです。

次回作でどんな感じになるか楽しんで読みたいと思います。

 

 

スタープレイヤー

 

スタープレイヤー (角川文庫)

スタープレイヤー (角川文庫)

 

 

続編

 

 

 

 以上