ひたすのなかの島々

30代の独身男性が投資信託積立と貯金箱とαを綴る。最近は英語勉強記録になりつつあります。

多読:The Coldest Place on Earth(Oxford University Press Stage1)ー俺は少し外に出てくるよ。ー

こんにちわ、ひたすです。

ここ最近多読のペースが上がっている気がします。

400 head wordsだとサクサク読めるようになってきたからなのか、それとも内容が面白いからなのか。

Under the Moon で「うへぇ、、Oxfordのレーベルつまんね!」と思ったんですが、案外そうでもなく、直近数冊は全て当たりで、、悩ましいですね。

 

今回読んだのはこの本。

 

 

 

タイトル:The Coldest Place on Earth

難易度:Stage1、400 headwords

CEFR:A1~A2

語数:5,500語

おすすめ度:5

(おすすめ度は最低1~最高5で評価)

 

【以下、ネタバレ含む】

1900年代初頭に行われた、イギリスのRobert Falcon Scott隊長が率いる探検隊と、ノルウェーのRoald Amundsen隊長が率いる探検隊で行われた南極探検です。

 

挿絵以上に、当時撮影したと思われる写真(実際にWikipediaの記事にも同じ写真が使われていたので本物のような気がします)が文中の至るところで挿入されており、臨場感ある逸品に仕上がっています。

文体は非常に読みやすく、字数も少なめなので、サクサクいけます。

 

 

どちらの隊を賛美するわけでもなく、各隊ごとに「口論パート」が挿入されており、最後まで展開がよめない点は圧巻です。

 

私は事前情報無しで読み進めましたが、イギリス隊とノルウェー隊はお互いにラストで協力して、目標を達成する展開を想像してました。。

あれや、

仮面ライダーク○ガVS仮面ライダー○ィケイド!

みたいな、最初はお互いにバチバチだけど、最後は共闘しちゃうやつ。

 

最後まで一読して、ウィキペディアで内容の確認をするのがいいでしょう。

 

私は南極大競争と銘打ってまして、かつ文中でも「race」という単語が随所に出てきます。途中から、「あ、こっちの隊は負けるだろうな~」というくらいの悲壮感が出始めており、案の定そのとおりになってしまうんですが。。。

 

ちなみに、とある隊員が最後で遭難するんですが、

I'm going outside for a minute. I may be some time.

 

と言い残して消息不明になります。

 

ちょっとしたホラー感も感じられたんですが、切なさというか悲壮感がすごいのです。実際の史実もそうだったので余計に臨場感がありまくりなんだと思います。

 

これ、日本だとこうだよね。

 

あ、俺ちょっとトイレ行ってくるわ。。。

殺人鬼と一緒に一晩過ごせだって!?俺はもうこんなとこから出て家に帰る!

 

 

起こるのは殺人事件定期。

 

 

 

現在のトータル語数:106,896語

 

 

 

南極ダイアリー (講談社選書メチエ)

南極ダイアリー (講談社選書メチエ)

  • 作者:水口 博也
  • 発売日: 2020/11/12
  • メディア: 単行本